美味しく食べてオーラルフレイルを防ぐ

美味しく食べてオーラルフレイルを防ぐ

いつもきむら歯科医院にご来院下さいまして誠にありがとうございます。皆様、オーラルフレイルという言葉を、耳にしたことはありますか?老化に伴い筋力などの運動機能や日常の活動量、認知機能などの低下した状態をいいます。これにオーラルが付くと、口腔の機能低下を意味します。歯を失うなどの他に口の筋力の衰えにより、噛む能力が落ちたり、食べる意欲が落ちたり、美味しく食べられなかったりする事態になる可能性があります。入院中の患者様であればこのオーラルフレイルは深刻です。最近では管理栄養士の先生も栄養にとらわれることなく、まず入院中などの患者様に美味しく食べて頂き食べ喜びを思い出して頂くなどの工夫をしているそうです。やはり、食べることは人にとって最大の楽しみです。楽しみがあるから元気で健康でいれる。食事が美味しい?食事が楽しみ?しっかり野菜、肉、魚、果物を満遍なく食べている?きむら歯科医院はこのようなことをいつまでもしっかりこなし、豊か生活を送れるお手伝いをしていきたいと考えています。食べたくない、お腹がすかない、など感じる方はまず少量でも美味しく噛めることが大事です。どうか皆様、「左は歯がないけど右が噛めるからいいや」など言わず一度ご相談下さい。そこから健康を手に入れ、食べる喜びを再認識したり、またそれが長寿につながることもあるのではないでしょうか?口腔機能を良好に保つことは、脳機能をはじめとする老化のスピードを抑えることにつながります。特に唾液は水分の補給以外に、殺菌、解毒などさまざまな役割があり、がんや口臭予防の働きを持つ他、若さを保つホルモンの分泌とも関係があるそうです。歯の残っている高齢者ほど医療費は少なく、そのためにも定期的に歯をチェックして口の状態をコントロールしていかれると良さそうですね。(新聞記事にもよく目にするようになりました)

2018年4月3日

きむら歯科医院

院長木村修